フリーランスになって悩ましいのが、保険料の高さです。
会社を辞めると、それまで会社が折半してくれていた社会保険を抜けることになり、自分で全額払うこうとになります。

年金については、国民年金に入るしか方法はありません。
健康保険についても、任意継続か国民健康保険かしか方法はないと思っていました。
だって、大体のフリーランス向けの本やサイトには、会社を辞めたら国民健康保険に切り替えましょうって書いてあったし。

結局、私の場合は任意継続を選んだのですが1年が経って国民健康保険への切り替えを考えていた頃、ネットでたまたま「京都芸術家国民健康保険」というものを見つけました。

これは、簡単にいうと京都在住の芸術家が加入できる健康保険です。

加入資格は、個人で芸術関係の仕事をしておられる本人ということ。
「京都芸術家」という名前なので、京都の伝統工芸に関係する職種限定なのかと一瞬腰がひけますが、よくよく見ると、私たちの様な京都に住んでいないWEB制作業でもOKの様で、保険料の試算をしたところ、大分安くなることがわかりました。

他にも「大阪文化芸能国民健康保険組合」や「文芸美術国民健康保険組合」なども見つけたのですが、すでに加入している方の紹介が必要など、ちょっとハードルが高く感じますし、フリーランスとして活動し始めたばかりで所得が少ない方は、「京都芸術家国民健康保険」がオススメかと。

具体的に言うと、独身の方で、経費を除いた所得が約220万以下の方は他の保険組合に加入するより安くつきます。
230万を超えてきたら他の健康保険の方がお得かもです。
結婚している方や、奥さんを専従者とされている方などではまた変わってきますので、きっちり試算してから加入先を考えてください。

↓注意点をいくつか

●申し出た職種で本当に営業しているのかをチェックされます。
所得の多い少ないは関係ないみたいです。
私の場合、クライアントへの請求書を提出させられました。
(返却不可なので注意です)

●加入資格の地域については、該当していない場合でも、問い合わせてみるといけるかもです。
京都府以外にも、大阪府、奈良県、滋賀県、兵庫県の一部はいけるみたいです。
ただ、加入申し込みなどの手続きで直接行かないとダメなことが何回かあるので、
遠くにお住まいの方はちょっと大変ですので、不備がない様、必要書 類をキッチリ揃えて行ってください。
また、保険証の受け取りも直接行かないとダメです。

●法人は加入資格がないため、個人事業から法人に変更になった時点で連絡が必要です。