なぜデザインなのか
たまには読んだ本のレビューなど。
無印のアートディレクションをやられてる原研哉さんと阿部雅世さんの対談本です。
阿部さんのことは知らなかったのですが、お二人とも教育機関で教鞭をとられてまして、言葉が丁寧です。
付箋を貼ったところを抜粋。

企業の仕事をお手伝いするということは、その企業が社会の中になぜ存在しているかを、いかに適切に表現できるかが仕事になるわけです。

『なぜデザインなのか』より

常にスタンスを考えて仕事するというのは大事です。

デザイナーは本来、説明のプロにならざるを得ない職能なんです。

『なぜデザインなのか』より

日本人は苦手なのかもですね。
芸術ではないので意図を伝えられないと仕事になりません。

そうすると、やっぱり人間の欲望に影響力を持つようなことをやっているんだと思うわけです。

『なぜデザインなのか』より

ここ、ちょっとよくわかりませんでした。
欲望がむき出しだと社会がギスギスするから、欲望の形を綺麗にすることで社会環境が素敵になる、、か。

「私らしく生きようと思ってえ~」とか言うんですよ(笑)。それはレトリックとして違うだろ、と。

『なぜデザインなのか』より

やりたいことより、できること。
できることが仕事になるし、自分の喜びにもなる。この積み重ねですよね。

ブルーのバンドエイドを見て「あ、これはデザインだ」と思ったんです。ブルーにするという配慮に、感覚の平和が働いている。

『なぜデザインなのか』より

デザインは共有だと思いますが、共有って単に平均をとるということではなくて、差異に配慮する感覚なんですね。

無印行ってこようかな。。。
ダイヤル式キッチンタイマーが使い勝手いいらしい。(料理しないけど)

なぜデザインなのか。 なぜデザインなのか。